富士ヒル本番

6/4(日)の本番の前の週は月~金は出張であまり、トレーニングできませんでした。

 

「レース本番前は負荷を掛けない方が良い」と色々なサイクリストがブログに書いていたので、焦る気持ちを抑えつつ、休みと割り切って過ごしました。

 

いよいよ前日の6/3(土)。

 

この時点では台風の影響で開催自体が不透明でしたが、富士山近くのホテルを予約していたので、とりあえず出発。

富士山に近づくにつれ、晴れてきました。

 

そして、ロードバイクを積んだ車がチラホラと増えてきました。

 

この時点まで、まったく出張モードから富士ヒルモードに切り替えが出来ませんでした。

 

そして、富士ヒル用に用意された富士急ハイランドの駐車場に到着しました。

 

駐車場から参加選手の受付会場まで専用のバスが15分ごと?に出ていたので、乗り込みいざ受付会場へ。

 

会場に着くと、見たことの無い数のロードバイクが止めてありました。

 

とりあえず、受付だけ先に済ませたくて、受付会場の体育館へ。

会場で受付をすると、ゼッケン、下山用のビニール袋、計測用センサーなどを一式受取りました。

 

そして、ゴール後に身に付ける冬用のウェアなどの下山用の荷物袋につめて、受付で預けました。

 

その後、Expoというフェスタを一通り見て周りました。

試乗コーナー、有名Youtuberさん、など見所が沢山あり楽しい時間を過ごせました。

 

試乗コーナーがあったので、比較的すいていたGinatのブースにいきました。

 

気になったのは2台。

 

Ginat Propel Advanced (8.0kg?) と TCR (最上級モデル 5.7kg)

 

Propel は普段乗っているリアクトよりも硬く、登りではダンシングしたときに車体を振りにくかったです。

 

ただ、下りと平坦はとても安定していました。

 

同じエアロロードでも、リアクトの方がだいぶ登りやすい印象でした。

 

一方、TCRは流石軽量バイクという感じでした。

 

登りを漕ぎ出した瞬間に「かるっ!力を掛けなくてもスイスイ進む!」。

 

ただ、下りと平坦はPropelやリアクトほどの反応は無く物足りない・・・。

 

総合的にはやはり乗り慣れているリアクトが一番という結果でした。

 

(他のバイクも乗り込めば変わる可能性は大ですが。)

 

話はそれましたが、早めにEXPOを後にしてホテルにチェックインして、早めに寝ました。

 

スタートは8:40-9:00なので少し遅めに会場入りしようかと思っていましたが、緊張のせいか朝4時半には目が覚めてしまいました。

 

朝食をとり、6:30にホテルを出発して7:00に駐車場入り。

 

早すぎたかなと思いましたが、既に同じ時間帯に出発するであろう選手が多く来ていました。

準備を済ませて、スタート地点である富士山北麓公園駐車場に到着。

 

めちゃくちゃ選手がいる・・・。

アナウンスも流れていて、大画面でゴールの映像も見れました。

ここにきて、ようやく「レースに出るんだな」という気持ちになってきました。

 

いよいよスタート時間がきました。

 

ただ、参加者が多すぎて、中々進めませんでした。

 

計測地点からは皆スピードを上げていたので、意外とスムーズに走れました。

 

そして、料金所と通過。サイコンではこの時点で3分半経過。

 

ここまでは2分で通過したかったので、かなりロスしてました。

 

とにかく、最初はいつも通り抑え目と思っていましたが、

 

右側は下山組みが通るので、登り組みは基本的には左側のレーンを走ります。

 

ただ、走者が多すぎた箇所が多々あり、右側に一瞬だけははみ出して「右通ります!」と声を掛けて、抜いていきました。

 

事前情報として「自分と足の合う走者を見つけてトレインを組むといい」とブログで読みましたが、中々同じくらいの足の方がいなくて、自分のペースで登っていきます。

 

いつも通り1合目、2合目と通過。常にサイコンのパワーとにらめっこ。

 

集中して登っていると、3合目にあたりで賑やかな音楽が聞こえてきました。

 

前を見ると、ピストバイクで音楽を掛けながら登っている強者2人を発見。

 

シングルギアーで富士ヒル本番に出るのは凄すぎです。笑

 

「頑張りましょう!」と声を掛けて、2人とお別れして上って行きます。

 

3合目手前から自分と足が合うBOMAの方を見つけ、少し離れて後ろにつかせて貰いました。

 

BOMAさんを追いかけていると、4合目の看板が見えてきました。

 

ここで、地元の方が太鼓を叩きながら応援してくれてました。

 

4合目はかなりきつくなってきていたので、演奏に元気をもらいました。

 

太鼓の奏者に一礼して、先を急ぎます。

 

ここまで来ると、残りは平坦とゴール前の坂のみ。

 

平坦に入るとBOMAさんは一気に加速しました。

 

やばい、付いていけるか?と思いつつ、30Km/h以上を意識して加速しました。

 

サイコンを見ると32-33km 出ていました。

 

よし、前回よりはスピードが出てると思いそのままBOMAさんを追いかけます。

 

しかし、途中でBOMAさんは更に加速。その時、自然とBOMAさん以外に3人のトレインが形成されていて、あっという間に引き離されました。

 

そのトレインの最後尾は、ママチャリでした!

 

「えっ、うそでしょ?」と思い、思わず二度見してしまいました。

 

そのママチャリも速くて、完全に千切れました。

 

もう、ここは必死に踏みました。

 

右側のレーンで下山を待っている方々が「頑張れ!あと少しだ!」と声を掛けてくださり、ここでも元気をもらえたので、今迄で一番踏めました。

 

そして、平坦区間を抜けて、最後の坂。

 

ここもひたすらにもがく。でも力が入らない。

 

考えないで、ここは数字を10まで数えていました。

 

少しでも苦しさを紛らわすための、現実逃避という名の苦肉の策です。笑

 

そんなこんなで、何とかゴール!

 

 

タイムは1:41、料金所からは1:38。

 

つまり、1回目の試走からは約6分短縮できました。

 

ブロンズには手は届かなかったけど、6分短縮できたので次回に繋がる結果だったと思います。

 

ゴール後、下山用の荷物を受け取り着替えようと腰を下ろすと、緊張が解けたのか、右足がつり始めました。

 

2-3分すると収まりましたが、今度左足がつりました。

 

実はこれを30分~1時間くらい繰返していたと思います。

 

そして、何とか立てるようになっても、足が痛くてまともに歩けませんでした。

 

一度、下山のために自転車に股がってみると、すぐに足をつりそうでした。

 

これはまずいと思い、係りの方に相談すると「下山用のバスがあるから、それに乗って下さい。」と言われました。

 

この一言に物凄く救われました。

 

バスに乗り込むと、他にも何人も乗車している人がいました。

 

下山後に気づいたのですが、結局下山バスは2-3台いました。

 

それだけ、皆が出し切ったのだろうと考えました。

 

スタート地点まで戻り、何とか帰路に着きました。

 

帰宅後、走行データを見ると平均210Wでした。

 

2回目試走よりも3W上がっていました。

 

ほんとに僅かですが、伸びていたので嬉しかったです。

 

今年は富士ヒルを満喫しましたが、1人で出走したので、来年はサイクリング仲間と一緒に参加して楽しさを共有したいです。

富士ヒル試走2回目

1回目の試走から2週間後に2回目の試走に行きました。

 

1回目の試走の課題は主に以下の3つでした。

 

‘1) 後半は疲労と高度でパワーが落ちるので、最初はもっと抑えて後半も200W以上を出せるようにペース配分に気をつける。

 

‘2) 三合目以降でのふらつきを無くす。

 

‘3) 足に疲労を溜めない。

 

 

まず、1つ目の課題。一定のパワーで踏み続ける。

 

これは苦労しました。どうしてもスタート時は元気だから踏んでしまいます。

 

しかも10%以上の勾配だとどうしても力を入れてしまい、簡単に300Wを超えます。

 

そのため、210-220Wで踏むように意識して、何とか1合目の駐車場まで行きました。

 

2回目なので、コースを少し覚えているのは大きかったです。

 

終始気負わずに走れました。

 

2合目、3合目と抑えつつ走って来れました。

 

さて、問題の3合目以降です。

 

前回はここで酸欠でふらついたので、早めに補給食を取ります。

 

実は走りながら補給食を食べるのは初めてで、上手く食べれるか不安でした。

 

しかし、スタート前にウィーダーインゼリーの蓋を開けておいたので、慌てずに補給できました。

 

ただ、それなりの強度で登りながら食べるのは、慣れないと結構辛いです。

 

それでも、数回に分けて、少しづつ最後まで補給しました。

 

その効果があったのか、頭がふらつくことなく4合目以降も安定して踏めました。

 

そして、3つ目の課題だった足の疲労の分散。

 

これは単純に「休むダンシング」を取り入れるしかありませんでした。

 

気を使ったのは

 

「ダンシングするタイミング」

「ダンシングをしている時間」

そして、「ダンシングの後にシッティングに戻ったときのパワーロスを無くす」

でした。

 

タイミングは、疲労を感じる前に入れました。

 

4合目以降は1分に一回10-15秒ほど。

 

4合目まで来てる時点でかなり疲れていました。

 

そのため、ダンシングのときは必ず10~20をカウントします。

 

そうすると、辛くても10までは頑張ろう!と思えました。

 

この方法はかなり役立ちました。

 

シッティングに戻った後のパワーロス。

 

これはあまり対応できてなかったと思いますが、ダンシングの前に後の2枚ギアを重くして、シッティングと同時に一枚軽くする。

 

ケーデンスは80-85くらいでした。

 

そして、最後の平坦区間は29-30km/hと前回よりも1-2km/h 上がった気がします。

 

ここで良かったのは、同じくらいの足のサイクリストが居たので、目安にさせてもらい最後の登りで何とか抜いてゴール。

結果は「1:41:12」。(一回目1:44:21)

 

約3分の短縮。

 

とりあえず自己ベストが出たのでOKとしましたが、ブロンズまであと13分。

 

肝心のパワーは207W。

 

微妙ですが 7 W あがってました。笑

 

富士ヒル試走 1 回目

ヤビツの後、再びSSTの日々。気が付けば本番まであと一ヶ月を切っている。

どうしよう・・・。

 

「そうだ、とりあえず富士スバルラインを試走してみよう!」と思い、軽い気持ちで友人NさんとOさんに「GWに富士ヒル試走行かない?」と聞くと、「行きたい!」と言ってくれました。

 

急な誘いにも係らず、GWの大切な家族との時間を調整してくれて3人で富士山に向かいました。

 

出発は朝5時。車2台で高速を飛ばして、富士山の麓に到着。

 

すきやで朝食を取り、近くのコンビ二でポカリを買って、本番のスタート地点になった富士北麓公園駐車場に到着。

 

天気は快晴。

 

自転車を組み立てて準備をしていると、ちらほらと同じように試走に来た人達が車から自転車を降ろしている。

 

準備が整い、一回目の試走に出発。富士スバルラインの料金所まで行く途中、意外と8%超えの区間があり既に290W辺りで踏んでいた。

 

(試走の直前に、購入したパワメを友人Nさんに装着してもらいました。本当に感謝感謝です!)

 

料金所で200円を払い、いざスタート。

 

最初は2人について行こうかと思いましたが、すぐに最後まで持たないと判断して1人旅。

 

ヤビツを一緒に登ったOさんはハードなトレーニングを続けてきたのをStravaで見ていたから、徐々に差が開いていくのは予想できました。

 

一方、Nさん。

 

もちろん強いのは分かっていたけど、それまでZwiftでトレーニングはあまりしていなかったのに、あっという間に視界から居なくなりました。

 

「あれ、Nさんが乗っているのはEバイクだったっけ?ロードバイクだよね?」

と勘違いするほど速かったです(笑)。

 

2人のことを気にしても自分が速くなるわけではないので、自分のペースを守り、最後まで一定のペースで登ることだけを意識しました。

 

事前にYoutubeの試走動画などを見ていたので1合目までは抑えた方がいいのは分かっていたけど、元気だとどうしても踏んでしまい若干早目のペースだった気がします。

 

1 合目手前の駐車場から勾配が緩むのでギアをアウターに入れて加速しましたが、思っていたよりも強く踏めず、スピードもイマイチでした。

 

そのため、再度インナーに落としてから後のギアを2枚上げました。

この方が足への負荷が少なく、スピードも出ました。

 

その後、3 合目までは常にサイコンの勾配とパワーだけを見ながら、足に負荷がかかり過ぎないように気をつけつつ、パワーが落ちないように意識できました。

 

そう、3合目までは・・・。

 

3合目を超えると、空気が薄くなってきて踏めなくなっていると感じました。

 

そして、一瞬 頭がフラフラして転びそうになりました。

 

これはまずいと思い、意図的に1分間パワーをかなり落として、水分を取りながら休憩しました。

 

すると、これが良かったのか暫くして体力が回復してきました。

 

ただ、目の前には永遠と続く坂、坂、坂。

 

3合目の後半からは疲労でパワーを見る余裕はありませんでした。

 

それでも、少しでもタイムを縮めたいと思い、せめて速度が10km/hだけは切らないように意識しました。

 

実際はもっと遅かったかもしれませんが・・・。

 

そんなこんなで踏ん張っていると、4合目の看板が見えてきました。

 

「だいぶ登ってきたな」と「まだ四合目なの」という両方の感情が頭の中をぐるぐると回っていました。

 

4合目の途中に10%超えの区間があり、そこを抜けると最後の平坦区間は3つのトンネルが出てきます。

 

「ここは30km/h以上で踏め」とTom’sサイクリングのTomiさんがYoutubeで言っていたので、頑張ってみたけど、27~28km位しか出なかった。

 

実はこの区間は車が渋滞していて車の横をすり抜けるように走っていたので、かなり怖かったです。

 

そして、最後の500m は8%?くらいの坂。

 

24 キロ走ってきて、しかもスプリントの後にこの勾配はきつい!もうヘロヘロになりながら何とかゴール。

 

「気になるタイム」は、と思ってStravaを確認したけど電波が入らず、読込中・・・。

 

ここでそんな落ちはいらないから、早く表示してくれ!との願いもむなしく、スマホは相変わらず読込中・・・。

 

先にゴールした友人2人はお互いのタイムを確認し合っていて、清清しい表情をしているのに、1人だけスマホの機嫌待ち。

 

結局、タイムを確認するまで10分以上かかりました。

 

そしてタイムは「1:44:21」。

 

ブロンズを獲得するには料金所から1:28位が最低ラインです。

 

つまり、約16分以上の短縮が必要でした。

 

ブロンズなんて話にならないタイムだけど、今はこんなもんかという感じでした。

 

ちなみにNさんはほぼブロンズ獲得のタイム、Oさんもセミブロンズくらいでした。

 

本番まで残り一ヶ月でNさんと同じタイムを出すなんて絶対無理!だと思いましたが、少しでも近づこうと頭を切り替えました。

 

富士スバルラインダウンヒルは気持ちいいけど、観光バスやトラックが多く走っているので、結構ヒヤッとする場面がありました。

 

試走一回目の課題:

平均ワット数は約200W (PWR 2.5-2.6倍) だったが、後半は疲労と高度でパワーが落ちるので、最初はもっと抑えて後半も200W以上を出せるようにペース配分に気をつける。

初のヤビツ峠

Zwiftばかりでトレーニングに飽きてきたので、気分転換にヤビツ峠を登ろうと思い、友人Oさんと初ヤビツに行ってきました。

 

距離は富士ヒルの半分(約11km)で、ここのタイムの2倍が富士ヒルのタイムと言われています。

 

それだけにスタート前は少し緊張しました。

 

ヤビツのスタート地点にあたるコンビ二には100-200万円クラスのロードバイクがずらりと並び、中には有名なチームのジャージを来たサイクリストもいて、みんな速そうで怖かったです(笑)。

 

しかもこの時はまだパワーメーターを導入してなくて、感覚派でした(笑)。

 

一緒に走ったOさんはパワメを付けていたので、引いてもらいながらたまに何ワットだよーとか教えてもらいながら走りました。

 

初ヤビツだったのでゴールまでの道のりが分からず、少し抑え目で登っていくと、「あれ、もうゴール?」という感じであっという間に頂上に到着しました。

 

タイムは旧コンビニの前からで約46分。

 

あれ?これを2倍にすると92分だからブロンズ行けるのでは?と一瞬勘違いをしました。

 

旧コンビ二からではなく、だいぶ手前のセブンイレブンからのタイムx2倍が参考タイムだと知り、拍子抜けしました。

ちなみにセブンからのタイムは約51分だったと思います。

 

登頂後、スタート地点のセブンまで降りてきて休憩中に、Oさんのバイクを持たせてもらいました。

 

約7.0kgと軽量に仕上げてあり、「ザ・ヒルクライム仕様」でした。

ヒルクライムはやっぱり軽いが正義だと実感した瞬間でした。



そして、休憩後そろそろ帰るかなと思っていると、Oさんが「もう一回登る?」と予想外の発言(笑)。

 

「ん?聞き間違い?」かなと思いましたが、彼は本気でした(笑)。

 

確かに、ヤビツに登るサイクリスト達は猛者ばかりなので、セブンで休憩中に「今日は何本登った」とか「あと、何本行く?」みたいなことは話していましたが、自分とは別世界のことだと思っていました。

 

一本目をそこそこのタイムで登れたので結構満足していましたが、富士ヒルはヤビツの2倍の距離だからやってみるかと考え直し、トライ。

 

2本目は「各々のペースで登り、頂上で会いましょう」ということで、マイペースにスタート。

 

前方を走るOさんの声が少しづつ遠ざかっていきます。

やっぱり、速い!なんか、背中がカッコ良かったです!

 

2本目の真ん中辺りで、同じReacto乗り(少し昔のモデルかな?見たことが無いカッコいいデザインでした)の先輩サイクリストが登っていたので、通り過ぎる瞬間に「リアクト、カッコいいですね!」と本心を伝えました。

 

すると、私のリアクトを見て「お前も同じリアクトじゃねえか!欲しがりか!」と言われ、思わず吹き出してしまい、一瞬ヒルクラの辛さを忘れられました(笑)。

(こういうやりとりは大好きです。)

 

そんなこんなで、2本目も無事にゴール。2本目のタイムは約48分。

 

幸いにも距離が11kmと短いので、2本目も一定のペースで登ることが出来て、少し自信が付き、本番に向けて良いイメージを持てました。

地獄のアルペ

そして、4月もひたすらSST Short。しかし、さすがに飽きてきたのでZwiftのAlpe du Zwift(通称アルぺ)という富士ヒルの模擬コース?にトライしました。

ここのタイム掛ける1.5倍が富士ヒル本番のタイムと言われています。

 

初挑戦は何と、1時間46分・・・。

ちなみにブロンズを狙うには1時間を切らなければなりません。

あまりにも遅くて絶望しました。しかも富士ヒルまで残り一ヶ月半しかありません。

 

都民の森(約24km)と距離はあまり変わらないのに、何故アルぺではこんなに遅いのか。

それは、都民は平坦や下りがあるのに対して、アルぺは常に登り基調だからでした。

 

富士ヒルも平坦は少しありますが、下りは無いのでアルぺをそれなりのタイムで登れないと話にならないという事実を突きつけられました。これはショックでした。

 

今まで、数ヶ月SST Shortを積み重ねて、都民の森のタイム(今思うと酷いタイムですが)も少し短縮出来てきていただけに、ほんの僅かな自信が一気に崩れてなくなりました。

Zwift開始

それからブロンズを獲得した人のブログを読み漁り、ブロンズ獲得には週末に長距離を走るだけでは不十分で、平日も室内でトレーニングを積む必要があること、トレーニング機器への投資が必要なことがわかりました。

 

室内トレーニング用のスマートトレーナー、ペダルを漕ぐ力を計るパワーメーター、ビンディングペダルビンディングシューズなどロードバイクはハマっていくと本当にお財布が軽くなります(笑)。

 

何はともあれ、買わないとトレーニングできないので出来るだけ安いセール品や、友人に譲ってもらったりして、なんとか全て揃えました。(私は優柔不断で、必要な投資額も10万円以上かかったので、実際はかなりあれこれ迷いました。)

 

さて、道具を揃えつつも重要なのはトレーニングメニュー。これも調べると、至るところで「SST(Sweet Spot Training)」という「強度としては、明確に”キツイ”と感じられつつも我慢はできると言う、いい塩梅で地獄を見られる強度」だそうです(笑)。

参照元: Activike (https://activike.com/2021/09/16/roadbike_training_sst/)

 

レーニングはこのSST(Short)という一時間以内に出来るメニューを中心に1月中旬からトレーニング開始。

その前に自分の戦闘力?のような値であるFTPを計測してみました。様々な計測方法がありますがランプテストという1分毎に不可が20Wづつ増えていくテストをやってみたところ、FTP 240でした。ただ、通常のFTPテストをやるとFTP 190 だったのでどちらが正確か分からなかったので、間をとって220~230でSST shortをやってみました。感想は、「えっ、こんな辛いの出来るわけない」でした。(笑)

 

そこで見栄を張っても仕方ないので、FTP 210 でやってみたら後半は若干垂れてしまうけど、慣れれば何とか出来そうな雰囲気だったので、週に2回(火曜と木曜)やってみました。

2週間ほど取組むと少しずつ後半も垂れずに出来るようになってきました。

 

2月~3月はひたすらSST Short、月に一回都民の森でタイムアタックをしていました。

少しづつ強くなっていることを実感しつつも、成長速度は物凄く遅いです。

 

3月辺りからサイクリング仲間もZwiftで似たようなトレーニングをしていることを知り、Stravaでお互いの進捗を確認するようになりました。

辛いトレーニングを継続できたのは、この仲間の存在が大きかったです。

本当に感謝しています。

 

そして、トレーニング開始から2ヵ月後の3月中旬に再び恐怖のFTPテスト(Lampテスト)。

これは本当に辛いので、最後の1分は自転車の横で小学生の子供達に「応援してね」と言って声を掛けてもらいながら踏ん張り、何とか前回より高いFTP 260を出せました。でも、SST Short を260でやると死ぬので、240でやってます。(笑)

 

2月 FTP 240 → 3月 FTP 260

都民の森のタイム 

2月77分→3月 75分(多分、今はもう少し速い?)

富士ヒルのブロンズ目指してみる?

人生初の自転車レース「富士ヒルクライム」に参加しました。

2020年11月にロードバイクを購入した当初は、まさか富士山を自転車で登るレースに自分が参加することになるとは思ってもいませんでした。

富士ヒル参加の大きなきっかけは、今年1月28日にロードバイク仲間と東京湾を一周(通称 湾一)したときです。

この時は体力的にも脚力的にも仲間の足を引っぱってしまい、物凄く迷惑を掛けてしまい反省しました。

また、湾一の最後の方で両膝の外側を痛めてしまい、後に整形外科で「腸脛靭帯炎(ランナー膝)」と診断され、回復するまで約3週間掛かりました。

 

このままではまずいと心底思い、ロングライドではなく膝に負担の少ない短距離で安全なレースを探していたところ、Youtubeで「富士ヒルクライム」の動画がおススメに出てきました。そして、調べていくと一定時間内にゴールするとリングがもらえて、しかも一番下のブロンズでも参加者の上位約30%に入ることを知りました。

「とりあえずブロンズを取ればそこそこ走れるようになるかな」という安易な気持ちで、ブロンズを目指してみようと決めました。